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卒業制作(令和4年度)

木材工芸コース 金属工芸コース インテリアデザイン
コース
ビジュアルデザイン
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木材工芸コース
でりしゃすつーる
テーマは「美味しい椅子」です。誰もが知っている宅配ピザを本物よりも大きいサイズで、写実的に表現することで迫力のある表現を狙いました。脚の配色は、宅配ピザのもとになっているアメリカンピザからイメージを膨らませ、アメリカンレトロ、アメリカンダイナーを連想させる配色や柄にしました。座る人の思い出に残る驚きを与えられたら嬉しいです。
 
やすらう
私の作品のテーマは「やすらぎ」です。スツールの基本的な意味である「1人で座る」という主意に着目して、休み安らげるスペースを作りたかったため、このテーマで制作しました。安心感があり重量感の出る濃褐色に着色して、スツールの側面には伝統工芸である組子細工を施し、組子細工の持つ存在感や落ち着いた雰囲気をスツールに取り入れました。
 
Story Chair
私は日ごろからよく読書をするので、快適な読書用の椅子を制作したいと考えました。自分の家の雰囲気と合うように、全体的にナチュラルでシンプルなデザインにしました。座面横に広くスペースがあるので、座った時に本を置くことができたり、ひじ掛けには飲み物などを置いたりして、誰もが心地よく読書を楽しめる椅子を制作することができました。
 
いいこにしないとなないろモンスターに
たべられちゃうぞー!いす
私は子どもが好きなので、子どもに喜んでもらえるような椅子を作りました。モンスターが口を開けていて子どもが中に入り、食べられちゃう!というイメージです。虹色の7色は「多様性」の象徴と言われているので、子どもたちの多様性を尊重する意味も込めています。この椅子が親子同士の会話のきっかけや思い出のひとつになればうれしいです。
 
みのり
テーマは「視覚と触覚で楽しむ椅子」です。ただ座るだけではなくインテリアとして日常生活を彩ってくれるような椅子を制作したいと考えました。果物の特徴的な断面や側面の個々にある表情をニードルパンチという手法を用い、脚を1本ずつ丸く削ることによって全体的に丸くて可愛い作品に仕上げました。見て触って楽しくなるように表現しました。
 
金属工芸コース
nascita-誕生-
私はこれまで絵を描いてきたので、卒業制作でも金属で絵画的な表現をしたいと思い、レリーフを制作しました。古典絵画に興味があるので、そのような雰囲気を取り入れた「生命の起源・誕生」がテーマの作品となっています。打ち出しという経験したことのない技法を用いたので、思い通りに形を作るのが難しく苦労しました。
 
煌めく
「2年生の時に体験した鍛金と銀線細工で、また作品を作りたい」という想いから、今回の作品を制作しました。また、モチーフである孔雀の羽根の軽やかさを、銀線細工の『唐草模様』と呼ばれる透かしを用いて再現、独特の羽根の模様は、『平戸巻き』とトルコ石で表現しています。作品全体と蓋のデザインのバランスを考え、器の色味や石選びを行いました。
 
戯蝶
銀とキュービックジルコニアを用いて蝶のブローチを制作しました。蝶は幸せを呼ぶ昆虫といわれています。そのため、作品を身につけてもらうことでその人に楽しく充実した時間を過ごしてほしいと思っています。また、蝶の羽の翅脈部分や目玉模様が美しいと思い、糸鋸で切り抜き透かしたり、石を留めたりすることで模様が強調されるデザインにしました。
 
燦燦煌煌
オイルライターにある重厚感や着火時の音がとても魅力的だと感じ「銀製オイルライター」をテーマに作品を制作しました。ライターの火というイメージから太陽を連想し、そこから本体の形を丸くして、模様は太陽と月の関係性が表現されるようなものにしました。また、一日の始まりと終わりを表現するために、表と裏で少し違う模様にしました。
 
Anubis
エジプト神話における冥界の神・アヌビスをモチーフとしたオブジェを鍛金技法で制作しました。アヌビスは、ラーの天秤を用いて死者の罪を量る役目を担っていたとされています。日頃、部外者であるのに他人の罪を勝手に量る人に対して無責任だと感じていたため、金属の重みとかけ、罪を量る行為に伴う責任の重さを表現しました。
 
インテリアデザインコース
実家に帰ってきたと感じる家
親戚や独立した家族が集まったときに、ほっとできる住宅を考えました。母方の曽祖母の家を思わせるレトロな雰囲気や焦げ茶色の床や柱、現在暮らす住宅にある障子や襖を生かし、どこか懐かしさを感じるデザインにまとめました。また、欄間や障子を特徴的なデザインにし、落ち着きのある和室の造りにすることを工夫しました。
 
趣味を楽しみ自然を満喫できる家
家族が趣味や好きなことをのびのびできる空間と自然豊かな景色を眺められる住宅を考えました。現在暮らす住宅はプライベートスペースがなく、また、家族はスマートフォンを手にしていることが多いため互いにコミュニケーションを取ることが減っています。そこで、趣味を楽しめる空間と、自然を感じながら季節の変化を味わえる住宅計画をしました。
 
自分の時間を快適に過ごせる家
古民家の温かみを感じられながらも洋風な雰囲気を感じられる和モダンな空間にしました。天井や部屋の中心に古材を使用した梁や柱を設置し、建具は古民家にみられるような襖にしました。また、キッチンや各部屋のデザインは洋風を意識しています。全ての部屋を広めにすることで、個人の部屋以外でも自分の時間を快適に過ごせるようにしています。
 
一人でもみんなでも楽しめる家
私の家族は全員で集まっている時間が少ないため、今まで以上に一緒に過ごす時間を楽しめるようにデザインしました。テーマに合わせて、再利用した木材を梁や柱に生かしました。また、それぞれの趣味に合わせて、楽器演奏ができる部屋やたくさんの本を収納できるスペースを作っています。屋外には癒しの空間としてツリーハウスを設置しています。
 
遊び心のある広々とした家
忙しい日常の中でも家にいる間はゆっくりとリラックスできる空間にしました。一部の壁を曲線にしたり、体を動かしたりすることができるスペースがあり、ちょっとしたワクワク感も得られます。コミュニケーションを取りつつも自分のペースで過ごせるようになっています。また、室内には古民家によく見られる土間や、古材を再利用した家具を設置しました。
 
ビジュアルデザインコース
口承秋田
「秋田の民話を若い世代につなぐ」というテーマで制作しました。語(かた)り部(べ)の語る民話を聞いて、場面が想像できるようなデザインにしています。語り部のキャラクターと囲炉裏(いろり)を手前に配置して、民話の中のような雰囲気を演出しています。キャッチコピーは「口伝え 暮らし伝え」です。民話が、物語を通して人の暮らしを伝えていることを表現しています。
たのしみつくり
くらしみまもり
馬川地区公民館館長の猿田さんの、「利用者が仲良く楽しく、安心できる公民館にしたい」という夢を基にビジュアル化しました。そのため猿田さんが見守っているような構図にしています。キャッチコピーは、猿田さんが公民館の企画などで「楽しみをつくり、利用者の暮らしを見守っていく」ことを表現しています。
 

CONNECT IN AKITA
秋田の若者に秋田の歴史への興味を促すことを目的に制作しました。写真を加工して、迫力のある画面になるように工夫しました。赤い下地に黒い写真を使うことで、目に留まりやすく、また印象に残るようなポスターにしました。歴史を感じさせる重厚なイメージと、若者にも受け入れられるようなイメージを両立できるように、配色や構成を考えながら制作しました。
ここで夢を語ろう。
取材した森山地区の町や、自然豊かな様子を表現するポスターにしました。手描きイラストは原画の雰囲気を残しつつトレースすることで、親しみやすい感じや柔らかい雰囲気を表現することができました。また、使用した写真は鮮やかな色になるように写真加工をして、写真によって目を引くポスターになるように工夫して制作しました。
 
ふたり
パートナーシップ宣誓制度をテーマに、幅広い年齢層にその存在を知ってもらうことを目的に制作しました。クマのイラストは手描き感のあるタッチを残すことで、堅苦しくなりすぎず、柔らかい雰囲気になるように仕上げました。また、コピーの「ヘンテコ」という表現には、どんな二人にも「変な関係」はないというメッセージを込めました。
ひとがゆきかうまちづくり
小林久美子さんの「五城目町をたくさんの人が行きかう場所にしたい」という夢を基にビジュアル化しました。彼女が代表を務めている学用品のリユース事業「おさがり広場」と小林さん本人を中心に、町の関係人口が増えていく様子をイラストにしました。要素が多いため、配色やレイアウトは画面上のまとまりのよさを意識しながら制作しました。
 
秋田のミニミニ郷土菓子
「秋田と伝統菓子をつなぐ」というテーマで制作をしました。地域の活性化のため、自分の地域の伝統を知って次の世代へつないでほしいという思いから、地域の伝統菓子をモチーフにしました。また、ターゲットが秋田の子どもたちのため、ガチャガチャと菓子を組み合わせることで、見る人がおもしろい、楽しいと思えるような表現にしました。
紡いで、繋いで この場所で。
取材対象者である猿田さんの「みんなが仲良く楽しく、安心できる公民館にしたい」という夢を基に制作しました。公民館で行われている行事やイベントをイラスト化し、いろんな色を使うことで親しみやすさや、にぎやかさをもたせるようにしました。また、柔らかい雰囲気にしたかったため、筆ペンを使い、柔らかいタッチのイラストを制作しました。
 
黄金の秋田っ子世代
親子を対象とした秋田でのウィンタースポーツ参加促進をコンセプトに制作しました。ウエアは、子どもに興味をもたせるため秋田犬をイメージしてマスコットのようなデザインになっています。ボディコピーを雪山に見立てた形にしたり、飛び散る雪を配置したりすることで、スノーボードのスピード感がイメージしやすくなるよう工夫しています。
明日は何をしようか
「伊藤さんの考える未来への一歩」をコンセプトに制作しました。夢や目標に向かう過程をマインドマップで表現しており、伊藤さんがそれを見ながら明日を楽しみにする様子を表現したポスターです。メモ書きのような表記を加えることで、情報の補足と手書き感を演出しています。全体の色の彩度を調整し、視線誘導を工夫して制作しました。
 
今日の食事、明日のカラダ!
秋田県民はがん死亡率が高く、その原因の一つとして塩分の過剰摂取が挙げられています。そこで、みそ汁の具を増やすことで摂取する塩分量が減るということを伝えるポスターにしました。みそ汁の断面という普段見ることのないものを視覚化し、インパクトのある印象にしています。キャッチコピーは文字を小さく、疑問形にして注目しやすくしています。
夢をつくる
伊藤さんの夢である「居酒屋を開き、自分の野菜を使った料理を出したい」という夢を基にポスターにしました。伊藤さんの明るい性格を背景色で表現しました。ピザを作りたいと話していたので、ピザを舞台に見立て、居酒屋らしいものを配置しました。シールのような形にすることで、かわいらしさと伊藤さんの優しい性格も表現しました。
 
たいせつ おひつ
秋田杉桶樽の技術を用いて作られた「おひつ」を撮影し、秋田の伝統的工芸品の魅力を発信するポスターを制作しました。秋田の伝統的工芸品が、どのように使われているかを知らない若者にも伝わるように、実際に使われている風景を撮影しました。キャッチコピーには「わざと」と「技」の二つの意味があり、技術を未来につなぎたいという願いを込めました。
ここで、はじまるよ。
取材対象者である千田さんの、「公民館に気軽に若者が集まってほしい」という夢を基に制作しました。ターゲットである10代の若者の目に留まりやすいようにイラストを使用し、子どもたちが公民館に集まってくるような配置にしています。色は全体的に彩度が高く明るい色を使い、千田さんの明るい性格を表現しました。また、森山地区公民館がより明るく活気づいてほしいという願いも込めています。
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