ことばの代わり
「伝」をコミュニケーションと捉えてポスターを制作した。「コミュ障」という言葉から現代人が言葉を使ったコミュニケーションに苦手意識を持っていると感じたため、言葉を使わないスキンシップを提案する。スキンシップの良さを分かりやすく伝えるために題材には動物を選んだ。また、キャッチコピーには( )を使用し、心の中で思っていることを表現した。
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残したい伝統
小規模の祭りは存続の問題がつきまとう。そのため、若者に向けて「作踊り」にスポットを当てて残すことの大切さを伝える提案をした。楽しそうだと思ってもらえるように、文字の色は彩度の高いものを使用し、背景は夜を表す黒でお祭りがこれから始まるようなワクワクする配色にした。 |
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ご近所コミュニティ
私は「伝」から、「コミュニケーション」という言葉を連想した。現代社会では、近所の人とのコミュニケーションが少なくなっているという問題があると考えた。そこで、「おかえり」「ただいま」というあたたかい会話をイメージさせるイラストを描き、近所の人と子どもが当たり前のようにコミュニケーションをするきっかけとなるポスターを制作した。 |
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動きのある言葉
手話を使う耳の不自由な人がコミュニケーションが上手く取れず、つらい思いをしていることを知り、社会の中で手話についての理解が深められるようなポスターを制作した。コミュニケーションのきっかけは「あいさつ」だと思い、「あいさつ」という意味を持つ手話を取り入れたデザインにした。 |
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アンバランス
テーマの「伝」から、会話は人にとって一番身近な「伝」だと思い、人と人のコミュニケーションについて考えた。コミュニケーションをとる上で、自分の言葉が相手を傷つけてしまうことは自分だけの問題ではないと考え、本音と建前のバランスについて考えるきっかけとなるポスターを制作した。「目は口ほどにものをいう」ということわざを元にキャッチコピーを考えた。 |
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最後にワクワクしたのいつだっけ
テーマの「伝」からコミュニケーションを連想し、昔遊びでそれが生まれると考えた。「昔遊びで遊んでみよう」と呼びかけることを目的にシニア世代と小中学生に向けて制作した。昭和のガキ大将を連想させる衣類の配置や、数種類のおもちゃを置くことで楽しい雰囲気を演出した。キャッチコピーは疑問形にすることで、昔の記憶に訴えかけるようにしている。
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家族との時間
情報機器使用の低年齢化により、親子の交流が減ってきているのではないかと感じた。そこで、どの世代にも家族と一緒にいる意味を見つめ直してもらえるようなポスターを制作しようと思った。誰もが持つ子どもの頃の記憶を思い出させたいと考え、自分の幼少期の写真を使用した。また複数枚を1枚にまとめたSNSのような構成で、若者にも身近なデザインを心掛けた。 |
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土崎空襲を語り継ぐ
「伝」というテーマからこれから先伝えるべきことを考え、戦争を取り上げた。私自分自身が、小学校や中学校の時に教わった土崎空襲について思い出し、秋田で終戦の前日に起きた空襲について未来の子どもたちに伝えようと制作した。ポスターに説得力を持たせるために、調べた資料の中から実際に空襲を経験した人の辛く、苦しい言葉を抜き出し、爆煙に見えるよう表現した。 |
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きっかけさえ、つかめれば。
テーマの「伝」から、感謝の気持ちを「伝える」ポスターを考えた。東京オリンピックの開催に向け、日本人らしい感謝の伝え方である「おもてなし」を取り上げた。キャッチコピーや互いに糸を持つイラストで、若い世代の人に「お互いに思いやりの心を持つことの美しさ」を感じてもらえるようなデザインにした。 |
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伝えるべきは、正しい日本語
「言葉の伝わり方」に注目し、慣用句やことわざを誤って使う人が増えている、ということを知った。キャッチコピーにも違和感のある日本語を使い、読む人に考えてほしいと思った。今以上に誤用が広まると本来の意味は薄れ、誤りの方が定着してしまう。日本語という一つの文化を壊してはいけない、という思いで制作した。 |
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