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卒業制作(平成28年度)

木材工芸コース 金属工芸コース インテリアデザイン
コース
ビジュアルデザイン
コース
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木材工芸コース
 「光の椅子」をテーマに制作しました。中に照明器具を入れることで、椅子が光るようにしました。木の色や木目が生きるようにナチュラルな色の塗装をし、床に落ちる光の模様がきれいに見えるように柄を工夫しました。光と影のコントラストがきれいだと感じられる作品にしました。
 
famous
  普段、当たり前のように私達の生活の中に置かれる椅子。それとは逆に、あまり生活になじみのない名画を組み合わせ「日常の中にアートを取り入れる」というテーマのもと、制作しました。絵は、子どもから大人まで誰にでも楽しんでもらえるように、デフォルメして描きました。
 
イスアナゴ
 私は「生き物が住み着いたイス」をテーマに制作しました。チンアナゴに似ている生き物を布で制作し、丸太にドリルで穴を開け、そこへボンドで接着しています。本物の丸太を使うことで実際に森で生き物が住んでいる様子を表現しています。ぜひ、個性豊かなイスアナゴたちをお楽しみください。
 
芝椅子
 私は「異素材に座る」というテーマのもと、芝生を使った椅子を制作しました。室内で芝生に座るという違和感や、公園で遊んだ公園幼い頃の記憶を思い出し懐かしさを感じてほしいと思っています。全ての年代の人に、この椅子に
座って「座る」ということを楽しんでもらえると嬉しいです。
 
H i b i s c u s
 南国で美しく力強く咲くハイビスカスに座ることで、明るく新鮮な気持ちになってもらえるスツールを目標に制作しました。全てのパーツを組み合わせることでひとつの花へと変わります。外見は、少しかすれて古びた印象になる「エイジング塗装」により、南国の雰囲気を感じられます。
金属工芸コース
蔦モチーフ蓋のボンボニエール
 秋田の伝統工芸である銀線細工の蓋のボンボニエールを制作しました。デザインはアールヌーヴォーの時代の作品に魅力を感じ、曲線的な蔦をモチーフにしています。蓋に注目をして欲しいのでボンボニエール本体は黒味銅を使用し銀色と黒とのコントラストを出しています。
 
素敵なひとときを
 ウエディングケーキをモチーフにしたこのオブジェ。家が洋菓子店を営んでいるため、店内装飾として使用できるよう制作しました。銅と真鍮でできた約150本の洋食器。これを組み合わせることで見えてくる、シルエットや隙間、影の魅力を感じて欲しいです。それでは、素敵なひとときを・・・。
 
UFO型変わり兜
 UFOをモチーフにした「変わり兜」を制作しました。UFOにした理由は昔にはなかった不思議なものを取り入れたら面白いと思ったからです。戦国時代から続く奇抜で個性的なデザインの面白さを現代的な視点で表現しました。兜本来の重厚感を出す為に色や質感を工夫しました。
 
遺骨被甲
 「死」とは、一般的に暗く不幸なもの、忌み嫌われる存在として扱われることが多いです。しかし生き物全てに必ず訪れるものでもあります。私はそんな「死」という存在を作品のコンセプトにして、「死は必ず訪れる不変的なもの」という自分なりの考えを表現してみました。
 
星の舞
 自分の名前の「星」の字からイメージをふくらませて制作しました。黒色に着色した銅の半球の内側にライトがあり、光る仕組みになっています。光が半球の星形の穴や表面をざらざらさせたアルミ板や、星が集まった真鍮のリングに反射して綺麗に見えるのが見所です。
 
 銀の白、黒味銅の黒、銅の茶色など金属の色味を生かし小箱と水滴の二つを作りました。蓋には秋田の伝統工芸である木目金を使用しています。色の違う金属の板18 枚を重ね打ち伸ばしました。素材や形、模様などにこだわることで金属特有の美しさを出しました。
 
錫錦の花器
 コンセプトは「異素材を組み合わせた花器」で、床の間に置くための一輪挿しです。四季折々の花や草木に合わせて花器が選べるようにという思いから、デザインは一つひとつ違います。あくまでも花や草木を引き立てる花器であるということを念頭に、シンプルで柔らかなデザインにしました。
インテリアデザインコース
現代的「和」の空間
 丹下健三さんの自邸をリノベーションし、着物の着付け教室兼住宅をデザインしました。室内の全面畳敷きという特徴を活かし、日本文化のよさを体験できる空間を考えました。ダイニングキッチンは、プライベート空間としてだけでなく、着付け教室の生徒たちとのお茶会などでも利用します。
 
大自然の中でのびのび暮らせる下宿
 手塚貴晴・由比さんが設計した「屋根の家」を高校生3人が暮らせる下宿にリノベーションしました。一緒に暮らす夫婦と下宿者のプライベート空間を確保しつつ、みんなで過ごすことのできる空間を広く取りました。屋根の上は第二のリビングとし、おしゃべりや食事会を楽しむことができます。
 
遊び心とコーヒーショップ
 この作品は、名作住宅の「白の家」をリノベーションしたコーヒーショップ兼住宅です。もともとの白の家にはなかった住みやすさや機能を重視し、遊び心のある住居空間をデザインしました。店舗部分は気軽に訪れて気持ちよく過ごせるような、開放的で温かい雰囲気の空間になっています。
 
吹抜のある画廊
 この作品は、難波和彦さんが設計した「箱の家001」をリノベーションした画廊兼住宅です。1階の画廊は、もともとの住宅の特徴である吹抜と大きな窓を活かし、開放感のある空間にしました。2階生活スペースのリビングダイニングは必要な物だけを置いたすっきりとした空間になっています。
 
鈴木ボックス#1
 この作品は、名作住宅の「松川ボックス#1」をリノベーションした二世帯住宅です。少子高齢化が進むなかで現在、二世帯住宅が増えています。家族それぞれが気兼ねなく過ごせる空間と家族みんなが自然と集まる空間を考えました。人と人がつながり触れ合うことのできる住宅です。
 
ぞうさんのいえ
 吉阪隆正さんの設計した「ヴィラ・クゥクゥ」を家庭的保育のための住宅にリノベーションしました。リノベーション前の特徴的な家具や小窓、内壁を活かしつつ、保育をするための設備を用途に合わせて充実させています。
 
つながる家族の家
 妹島和世さんが設計した「梅林の家」をリノベーションし、窓によってお互いがつながる、家族のための住宅を制作しました。薄い壁をくり抜いた窓から家族の気配や存在が伝わり、違う部屋にいても家族の生活音が聞こえてくる 、 そんな温かな雰囲気に包まれた住宅です。
ビジュアルデザインコース
たおやかに 華やかに
 この作品は、秋田の羽後町で行われている、西馬音内盆踊りをモチーフに制作した観光ポスターです。西馬音内盆踊りの受け継がれていく端縫い衣装や踊りの美しさを表現しました。日本人の伝承を受け継ぐ心の美しさや西馬音内盆踊りというすばらしい踊りがあることを再確認してもらいたいです。
 
えぶりでーがっこ
 秋田県は全国的に「いぶりがっこ」が有名ですが、他にも様々な種類のがっこ(漬け物)が存在しています。秋田でしか見られない独特な野菜や、味だけではなく見た目にも美しい漬け物。また漬け物作りをする人々の心の「美」を、たくさんの人々に知ってもらいたいと考え、ポスターを制作しました。
 
伝統色食
 「秋田の美」をテーマとして考え、私は秋田の食に注目しました。秋田の伝統野菜・郷土野菜と呼ばれるものの色に美しさを感じました。その中で、より色が鮮やかなものをモチーフとして選びました。違う種類の野菜の色の変化と、同じ野菜の中での色の違いをカラーチャートのようなレイアウトでまとめたポスターを制作しました。
 
伝承する美
 能代市の伝統工芸品の一つに「能代春慶」という黄金色の美しい漆器があります。しかし、6年ほど前から後継者がおらず、作られなくなっています。私は、この美しい能代の伝統工芸品をぜひ後世にも残したいと思い、これから担い手になる若者に訴えかけるようなポスターを制作しました。
 
400年の伝統
 4年前に秋田県に引っ越してきた私は、秋田県についてあまり詳しくなく、秋田県について調べていくと、曲げわっぱ職人が減少していることが分かりました。そのため、全国的にも有名な伝統工芸品である曲げわっぱの保存につながるように、曲げわっぱの特徴である木目を生かしたポスターを制作しました。
 
どこまでも流れ、艶やかに
 「美」というテーマから日本人女性の黒髪に注目をしました。日本人の髪は海外で、艶があり癖がなく美しいと評価される一方、日本人女性の多くが髪を染めています。日本の美しさである尾形光琳の「紅白梅図屏風」をモチーフに、日本人女性の黒髪の美しさに気づいてもらえるようなポスターを制作しました。
 
日本語は美しい
 私達が普段当たり前のように使っている日本語。そこには日本語にしかない表現や美しさがあります。ポスターの文中にある「切ない」という言葉も日本語にしかない表現です。私は改めて日本語の美しさに気づいてもらいたいと思い、このポスターを制作しました。
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